ジュエリーデザイン画と製図の関係

ジュエリーデザイナー養成講座である「ジュエリーデザイナープロデュース講座」はカリキュラムがない講座です。
講座受講生さんが知っていることをダブって教えることなく効率的に学びを深めてもらうために、
必要最低限の線の引き方や道具に慣れるための課題はありますが、宿題にして自宅で作成し、提出することも可能です。
(もちろん不得手な方には講座の時間を使って指導いたします)

ただ、講座の中で気をつけているのは受講生さんを
「職人にお任せ」にしちゃうデザイナーにしないこと。
職人さんとの信頼関係があってある部分をお任せすることと、
信頼して詳細を丸投げすることは似ているようで全く違います。

表側のデザインだけ素敵で、でもどう作って欲しいかを全く考えないデザインは
はっきり申し上げてそれは「職人のデザインであってあなたのデザインではない」のです。
信頼してるからと丸投げすることはデザイナーとしてのデザインに対する責任放棄と同じです。

でも、職人さんは「作り」のプロ。
職人に指示を出せるようになるためにでは彫金を学ばなくては!!となる方も
稀にいらっしゃるのですが、作れなくても指示をすることは可能です。それは「製図」を使えるかどうかです。

作れてしまう職人さんは設計図を書かずに作る方も多いです。
でも作れるようになるためには、そして作ったものを素人作品でなく販売する商品にするためにはある程度のクオリティも必要。
手を動かして物作りをしたくて職人になりたいのではなく、ジュエリーデザイナーになるための方法として彫金を学びたいのであれば、それは時間がかかりすぎます。(もちろん作るのは楽しいことなので、楽しみたいという方は別です)

厳密に言うと、この写真の中で「製図」なのは左下のものだけです。
そのほかのものは「ジュエリーデザイン画」ではありますが、
幅がどのくらいか、デザインはどのくらいかはわかったとしても、
厚みや詳細を指示まではできていません。
逆に言うと「なんとでもできる」絵なのです。

それに対して製図は、職人さんへの加工指示を図面化した物です。
幅や厚みを指定することで、職人さんに「こうしてほしい」という意図を伝えることができるようになります。
例えば言葉が通じない方であっても、図面があればそれで意思疎通ができるもの。

作れなくても作れる人と同じように会話をしたり、意見交換ができるようになる「ツール」です。
表側だけ、見えるところだけ、デザインするのがデザイナーの仕事ではありません。
お洋服で言うと表側だけデザインするのっておぼっちゃまくん(知ってますか??ジェネレーションギャップかも。。。汗)
みたいに、前側だけ素敵なデザインを貼り付けているのと同じなのです。

リングであれば、表側だけでなく厚みはどうなっているのか、絞り方はどうなっているのか。
ジュエリーって、小さな建築物と言われるくらい、2cm四方にいろんなアイデアを詰め込める物なのです。
ぜひ、あなたのアイデアを至る所に散りばめて、本当のあなたのジュエリーデザインをしてくださいね。

「ジュエリーデザイナープロデュース講座」は現在zoomで随時無料相談会を随時行なっております。
こんなこと学べるの?私に向いてるかな?講師との相性はどうかな?
そんな不安は一度お話ししてみることで解決できます。ぜひお気軽にご相談くださいね!

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