ジュエリーデザイン画無料アドバイス事例/7 パールが主役のペンダント
先着10名モニター募集/ジュエリーデザイン画無料アドバイスにご応募いただきました。
素敵なジュエリーデザイナーさんが増えたら嬉しいな、という思いで企画しております。
ご依頼いただいたデザイン画
こちらがお送りいただいたデザイン画です。
こちら小学生のお嬢様がデザインしたネックレスとのこと。これ小学生がかけるの?!とても素敵ですよね!!
『真ん中 真珠
薄紫 サファイア
紫 ソーダライト
青 アクアマリン
緑 フォスフォフィライト
プラチナ仕上げ
主役は真珠だそう
!!
石の名前たくさん知っている!!小学生で!すごいですね!!!将来が楽しみすぎます^^
ではこちらのデザインを、こうすると「実際に作れる」デザインになるというポイントをお伝えしていきます。
*今回のアドバイスはデザイン画を「作れる」形にするためのワンポイントアドバイスを行っております。
まずはデザインを実際のサイズに展開してみる。
素材はプラチナとのこと。
プラチナは細かい細工に向いている金属で、
唐草デザインも、綺麗に仕上がりますが、
こういった細かいデザインの場合は
唐草の中にある空間を「磨き仕上げが入るように」
さらに美しくデザインする必要があります。
また、全体の大きさをどれくらいにするかによって
石の大きさはどれくらいのものにするかが決まってきます。
1,実際のサイズに縮小コピーしてみる
全体のサイズが5cmのものと3cmのものでは
重さが全く変わってきます。
また、使う石が大きくなれば重く、素材の値段も高価になりますので
実際にこれくらいのサイズで欲しいな、という大きさにまずは
縮小コピーしてみましょう。
(コンビニ等にもコピー機ありますので、
50%,70%等いくつか取ってみて、鏡を見ながら
実際に当ててみるといいですよ!)
また、ジュエリーデザイン画とイラストの違いは
「作り方」の説明指示書になっているかどうか、になります。
2,チェーンにぶら下がるアイテムについて
真珠とアクアマリン2石の合計3つは揺れるようになっていますね。
チェーンのようなものがついていて、それが紫のソーダライトについています。
チェーンの場合、金属でできているので、石とチェーンをくっつけるには、金属の枠を作る必要があります。
石を留めるためには「爪」が必要です。
ご家族がお持ちのジュエリーやネットで検索等してみて
石が留まっているものを見せてもらってどんなふうにくっついているか研究してみましょう!
3,薄紫(サファイア)と紫(ソーダライト)の作り方を考える
こんなの欲しいな、とお描きいただいたものなのですが
サファイアとソーダライトをこの形にするには2つ方法があります。
1,板状の宝石を削り出してはめ込む
この方法は、希望の石を探してそれを石の研磨ができる人に削ってもらう必要があります。
また、その大きさの宝石の原石(削る前の石)を手に入れる必要もあり、ちょっとハードルが高い方法です。
2、サファイアをペアシェイプカットで、
周りのソーダライトはラウンドカットの小さいものを縁取るように敷き詰める
2の方が比較的実現可能な方法です。
一般的なジュエリーは2の方法で作ることが多いです。
ここがどうなっているんだよ、ということが作る人にわかるように
書き込んでみましょう!
4,緑のフォスフォフィライトについて
フォスフォフィライト、よく知ってましたね!!!!
この石は、採掘され尽くしていて現在流通量がかなり少ないレアストーンと言われ、
さらに、モース硬度(石の硬さ)が3.5とかなり低い、欠けやすい石のため、
研磨されることはほとんどないとされる、原石でも流通量が少ない石なんですね。
なのでこれだけたくさんのフォスフォフィライトを集めるのは、、、具体的に実現するにはちょっと難しいかな・・・・
素敵ないしを知っていてくれてとても嬉しいのですが、この石は何か他の石に変えることを検討してもいいかもしれません。
また、ここの緑の石は、ビーズのように穴の空いたものを金属ワイヤーに通してこの形にする方法と、3-2のように、小さめのラウンドカットサイズの石を爪で止めて敷き詰める方法もあります。どちらがより希望に近いか考えてみてくださいね!
5,プラチナ線の細さについて
プラチナは、細かい細工に向いている素材です。
唐草模様も細かく作成することが可能、ですが
細すぎるものだと、持った時に曲がってしまいます。
1で縮小コピーしてみて、このくらいのサイズがいいな、となった時
描いた線も一緒に細くなってしまいますので、線の太さが最低でも1mm以上になるように
調整してみましょう。
アドバイス受けて描いてみたものをぜひまたおおくりくださいね!
ジュエリーのデザインを勉強する方へ
実は、ジュエリーデザイン画をどの時点で完成にするかは加工の条件にも左右されます。例えばご夫婦でお仕事をしていて加工職人とペアで製作を行う等の場合は、正面からのデザインを完成させてそれ以降をパートナーの職人に加工詳細を任せてしまうということもできます。
しかし、言い換えると基礎を知らないということは「作りを職人に丸投げするしかない」
今の勉強方法でもいいのでぜひ、
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