パワーストーンのほうが宝石よりパワーがあるって思ってますか?

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ライフスタイルジュエリーデザイナー
anne-li-gatou 代表 田中オリエです

パワーストーンと宝石の石ってどうちがうの?というご質問をいただきました。
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こちらは「テレビ石」という石で、パワーストーン効果としては
「物事の真実を見抜き、自信をつけてくれる」とされています。
「宝石」と聞くと「高価なもの」をイメージする方が多いと思いますが、
例えば同じ 宝石でも安価な物から高価な物までありますよね。
あれって何が違うのだろうと思いませんか?
パワーストーンブレスに使われている一般的に丸い形状のものって安いと何百円からありますが
ジュエリーとしてカットを施される宝石では何万円もするものがある。
そこには、実は大きな違いがあるのです。
 
 

例えばダイヤモンド

ダイヤモンドといえば高価な宝石の代名詞、ですが
ダイヤモンドって、大きいものから小さいものまでありますよね。

ダイヤモンドは、地中の中で結晶が成長する過程で
周りにある成分を取り込みますので
無色透明ではなくその周りの成分を取り込んだ結晶になります。
なので無色透明で不純物のない結晶は貴重で高価になるのですね。
無色透明に近いものは宝石として。
宝石にするには少し色や内包物が多いものはダイヤモンドパウダーとしてお化粧品等や
ダイヤモンドの粉が入った爪やすり、のような別のものに生まれ変わっています。

パワーストーンって?


パワーストーンに使われている宝石は透明度が無く色の薄いものが多いです。
ジュエリーに加工する宝石は、美しいカットを施しますが
一般的には宝石としてカットしても綺麗にならないもの=
内包物が多くカットすると割れてしまう可能性がありカットに適さないものが
パワーストーンとして流通しています。
パワーストーンが宝石よりも力があるって堂々と言っている
パワーストーン屋さんも中にはいますけれど
丸玉やビーズの形に研磨された宝石は「宝石質」って書かれていますよね。
どんなにクオリティが高そうに見える表記をしたとしても「宝石」と言い切れていないのです。
最近よくネットで見かけるAAAランク、等の表記は
パワーストーン業界特有のものです。
ジュエリー業界24年いたわたしでも、インターネットでこの表記見たとき
これどういう意味???ってなりました。
それだけパワーストーン業界が
「宝石」とパワーストーンを近づけたいということですね。
 
要は「宝石研磨」をするクオリティではないものを
宝石のようにいいものですよ、ということをなんとか伝える方法だからです。
*もちろん、ルチルクオーツや水晶、カーネリアンのように、
パワーストーンとして丸く加工される方がカットを施されたものより
市販されている流通量が多く高価な場合もあります。
先日、私もカーネリアンのカボッションカットを探すのに石屋さんをはしごしました(^^;)
要は需要とニーズ、なのです。水晶のようにクリアなものでも産出量が多いものは
貴金属の枠に留めたい、というお客さまが少ない、ということなのですね。
なのでパワーストーン=傷があるもの、ではないということは明記しておきます。

 
 
一般的に宝石は、産出量が少なくて色が美しく透明度が高いものが小さくても高価になり
内包物がふくまれていたり沢山採れるものになると大きくてもお手ごろになります。
 
また、パワーストーンは貴金属を使用せずゴム等を通して身につけることができますので
コストを抑えて作成することができますが、
ジュエリーになるとその石を止める金や銀などの貴金属を使用することで
その材料費や、石を留めたり仕上げたりする職人さんの加工賃が発生します。
 
その技術料もジュエリーの価格には含まれているんですね。
 
その代わり、ジュエリーは使って壊れたら終わり、ではなく
サイズを直したり、メンテナンスしたりと大切に扱えば
代々引き継いで使用することができるものです。
 
 
ただ、この「内包物」がが全くないからいい、悪い、ということではありません。
美しい色や透明感、ヒビや内包物がないものはジュエリーとして流通し、
少し内包物が含まれているものはパワーストーンとして使用されている、
というのが事実ではありますが全てこの地球の中から生まれてきた鉱物です。
その成長過程も楽しんで宝石やパワーストーンを
身につけていただけたらと思います。
 

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