0.9ctのダイヤを覆輪ネックレスにジュエリーリフォームする3つの方法

1ct弱(0.9ct代のもの)をジュエリーリフォームで覆輪(下の写真のように石の縁をぐるっと囲んだ留め方のことをいいます)ネックレスにしたい時ってどういう方法があると思いますか?
それはオーダーメイドで1から作る方法と市販の既製枠(石座)を使う方法、コーティングで揃える方法の3つです。

ダイヤモンドのカラット数と既製石座の関係

まず、ダイヤのカラット数は大きさではなく「重さ」のことです。でも市販の既製石座はその石が理想的なプロポーションだったと仮定しての「大きさ」で作られています。

1ctと0.9ct台の石。近しいと入っても0.1ct違いがあるので、1ctの石座に0.9ctの石を入れようとするとジュエリーリフォームをご希望している石が理想的なプロポーションの石だったとしても沈んでしまいます。(場合によっては石をセッティングする際にすとんと下に抜け落ちてしまう可能性も)

0.9ct石の特徴

0.9ct代の石にありがちなのですが、0.9ctって1ct行かないから少し割安に買えてお得な一方、場合によっては石のカットが理想的な形よりも深いものだったり浅かったりする場合があり、石座に合わない可能性があるのです。

0.9ctの石座があったとして、0.9より大きいと少しはみ出る印象になります。もちろん、カラットは冒頭にお伝えしたように大きさでなく重さのことになるのでちょうどはまるかもしれませんし、小さすぎ・大きすぎもあり得ます。ただ、0.9ctの石座がご希望の金性(金属の種類)によっては作られていないことも往々にしてあります。

覆輪留めで加工する方法は3つ

1,石に合わせて石座作りする方法

この方法は石のサイズに合わせて作るので無理がありません。ただ、手作りになるので工賃が上がります。(ただ、確実にこちらの方がいいものが作れます。)

2,1ctの覆輪石座をカットして0.9に合わせて調整する方法

石座に糸鋸を入れてカットし、大きさを詰めてロー付して石座を小さくして留めるめる方法があるのです。なので市販石座を使うのであれば1ct用のものを手配して0.9ctに合わせて修正します。こちらの方が石座を修正する加工料金はかかるものの手作りよりも安価に加工が可能です。ですが、1ctの石座は扱っているところが限られているんですよね。先程言った方にK18はあるけれどK18ホワイトゴールドはない、とか普通にあります。パーツ屋さんも「売れにくい、動きにくい大きさのものは作らない」になるんですよね。

3,K18同士をロジウムコーティング等で揃える

K18イエローゴールドの石座はあるけど、K18ホワイトゴールドの0.9ct石座は市販されていない。。。
そんな時はK18イエローゴールドにロジウムをかけてホワイトゴールドに見えるようにするなんて裏技も可能ではあります。(金性は同じK18になるため)

石座とチェーンの種類を揃えなくてもいい

チェーンと石座を揃えなくてはいけないと思っている方結構いらっしゃるんですが、時計でもシルバーカラーとゴールドカラーを使ったコンビのものってありますよね!コンビのジュエリーってとても素敵なのです。石座のみプラチナでチェーンはホワイトに、またはその逆も可能ですよ!

お手持ちのネックレスをお手軽にシンプルリフォームしたいという場合は、まずは既製石座で対応可能であればラッキー。ない場合は作るしかないのですが、既製枠をこんな風にアレンジできる場合もあります。ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!