田中オリエプロフィールストーリー⑸デザイナー1社目/チェーンメーカー
ライフスタイルジュエリーデザイナー
anne-li-gatou 代表 田中オリエです
これまではこちら
無事、東京での就職が決まった私。
「ジュエリーデザイナー」と書かれた名刺をもらい、
バリバリデザイン画描いて〜と思ってたら。
現実は違ってた。。。
ジュエリーデザインのお仕事と、事務を半々、というか
事務が大半、だったのです(^^;)
割合でいうと9割事務、1割デザイン、みたいな。
でも、実はそういう会社多いみたい。
ジュエリーデザイナーとしてジュエリーデザインだけに1日集中したかったら、
大きな会社へ応募したほうがいいです。
大きな会社は、分業されているので
デザイナーはデザイナー業務に比較的集中できる環境が整っています。
(私、入れなかったけど(笑))
でも、そういう人もあきらめなくて大丈夫。
私、3社目にしてジュエリーデザインのみに集中できる環境になっています(^^)
要はわらしべ長者的な(笑)
そこまで粘れるかどうかだと思うのですよ
あと2社経験談書きますのでお楽しみに!
逆に
将来独立を考えているのであれば絶対に小さい会社にいく方がいい。
全部やんないといけないから(^^)
今思うとベストな選択だったなと思います。
今全部生かせてるから。
「無駄な経験って人生に一個もない」体感して本当にそう思います。
その時入った会社は中堅企業でボーナスもあったし社内環境も良かった。
でもね、私もっと描きたくて。今思えば、学校出たての
「デザイナー」がすぐに企業で通用するはずがないんです。
ジュエリーの場合だとその会社によって「作り方」に個性があります。
リングの厚み1つとってもそう。まずはその会社のベースを学んで、その中で
自分の力を発揮するんです。
でもそんなこと教えてくれる人いなかったからひらすら苦しくて。
ときどきはデザインのお仕事させてもらえてるけれど
なんでもっと描かせてもらえないんだろうって真剣に悩んでました。
その会社はチェーンのメーカーだったので
たまにやらせてもらえるお仕事は
ネックレスをメインとしたジュエリーのデザイン。
デパートや通販用の商品が多かったです。
自分がデザインしたものが商品化した時は
入荷したデパートへ見に行ったりしました(^^)
ネックレスメーカーでパーツ等も作っていたので
パーツやチェーンについてはかなり学ばせていただきました。
2年目になるとやっといろんなお仕事やらせてもらえるようになって、
会社を代表して作るようなものもやらせてもらえるようになり、
ファッション雑誌等にも掲載されるようになりました。
楽しかったのですし、チェーン・パーツの製造工場を
持っていたこの会社にいったおかげで
チェーン・パーツについて詳しくなりました
ただ、ネックレスメーカーなので
リングをデザインする機会がほぼなかったのです。
ジュエリーデザイナーでこの会社だけでキャリアを積んで、
10年後に転職したとして。
リングが描けないデザイナーってまずいのではないかな?と。
中途採用をする側で考えたらリング全く描いたことのない中堅ジュエリーデザイナーっている??
まずいな、と。
そしてそのころ、オーダーメイドジュエリー製作を
企業として始める会社がでてきていました。
これだ!
今後は「オーダーメイド」の時代がきっと来る!
そう思った私は、
オーダーメイドジュエリーの会社に転職しようと活動を開始しました。
もちろん、会社にいながらですよ(^^)一人暮らしでしたから「固定収入」大事。
無事、狙っていたオーダーメイド専門メーカーに転職が決まり
リングを描ける環境になった!と思いきや・・・・
つづきます
[かさこ塾フェスタ]