セットリングの選び方/ジュエリーデザイナーからのアドバイス

今日は、ジュエリーデザイナーとして、
「セットリングの選び方」をお伝えしますね♪

婚約指輪と結婚指輪を、重ねてつけるデザインのことをセットリングといいます。

以前おつくりしたセットリング
ブライダルリングには大きく分けて2種類あります。
「婚約指輪」がエンゲージリングと言われるもので
プロポーズのときに渡すリング。
よくドラマとかでケースからぱかっと開けて渡されるあれです。
メジャーなのは真ん中に大きめの石が一粒ついているデザインで
他にも小さい石がついているものもあります。
もう一つは「結婚指輪」マリッジリングと言われます。
これは結婚式で交換するもの、というとわかりやすいですね。
お式をしないカップルでも、結婚した証としてお二人で
指輪交換される方、とても多いですよ♪
エンゲージもマリッジも、基本的には好きなデザインを選んでOKで
ブランドを揃えなきゃダメ、とかもないんです。
ただ、ウエーブラインやVラインは、1つ1つのお店によって
ウエーブの深さやVの深さが違っていますので、
重ねづけ(エンゲージリングとマリッジリングを重ねて着けること)を
お考えでしたら、1つのブランドで統一するのもアリかと思います。
でも。でもですね。
もし、エンゲージリングで一番好きなデザインがストレート
マリッジリングで一番好きなデザインがウエーブだったとしましょう。
エンゲージとマリッジリングを2本重ねると、、、、
リングとリングの間に「空間」あきますよね。
この「空間」を嫌うお客様とても多いんです。
「ぴったりじゃないと嫌なんです」と。
セットリングとしてデザインされたものでしたら
この空間はほぼないものがあります。
そのセットリングが気に入っていたら全く問題ありません。
でも、もしご自身の好みが
エンゲージはまっすぐ、マリッジはウエーブだったとしたら。

ジュエリーデザイナーとしてのアドバイス

空間、空いてていいんですよ♪
一度、リングのぴったり空間の空いていないセットリングと
本当に気に入った、リングの組み合わせ。両方つけてみてください。
日本人の指はかなり華奢なので、リング2本分の地金が薬指に
はめられるとかなりボリューミー。指が重たく感じられるはずです。
ストレートとウエーブのようにラインがちがっているリングの組み合わせだと
空間が空くので指が軽やかに見えますよね。
まるでレースをまとっているかのような。
エンゲージとマリッジリングの間の空間は、お二人のこれからの愛情を注ぎ込む器。
そうお考えいただいて、ぜひ本当に気に入ったリングで
あなただけのセットリングつくってくださいね!
ただ、セットでデザインされているものはエンゲージと
マリッジを重ねてつけることでストーリーがつながるものがあるんです。
セットで販売されているものがあったら、お店の方に
名前の意味やストーリー聞いてみるといいですよ♪
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