切れないネックレスチェーンの見分け方と切れる理由・修理方法

買ったばかりのチェーンが切れてしまった!切れないネックレスチェーンってないの!?となっている方。「絶対に切れない」チェーンはありません。ただ、「切れにくい」チェーンはあります。

まず、チェーンが切れる理由とはどんなものがあるのでしょう。

ネックレスチェーンがすぐ切れる理由

引き輪とチェーンをつなぐマルカンが外れています。

ここはもともと、丸カンの口(切れ目)を火をあてて(ロウ付けと言います)完全に閉じることはせず、マルカンを開いて、チェーン側のマルカンやコマを拾ってもとに戻してあるだけなのです。それにはこんな理由があります。

引き輪のバネが弱くなるのを避ける為

引き輪の金具が開いて、閉じるのはこの引きわの中にバネが入っているから。バネに火が当ててしまうと、バネが弱くなってしまい、金具として機能しなくなるのです。

いざという時に切れる為

万が一にも、ネックレスを引っ張られるような事があった場合に、身体側を守る為にロウ付けされていません。細いチェーンだったらチェーンの方が切れてくれるかもしれませんが、太いチェーンだった場合に、切れないと首が
しまって危険。なので、「引き輪側はロウ付けで丸カンの口を閉じないのが一般的」だと覚えておいてくださいね!

切れにくいおすすめチェーンはこれ!

切れる箇所がここではんく、チェーンの途中から切れてしまう場合もあります。それは、物理的に華奢だから。華奢=繊細=取り扱いを丁寧にする必要があります。物理的に細いチェーンは切れやすいということですね。
でも、お子さんをお持ちの方だったり、できるだけ切れにくいチェーンをお探しの方もいると思います。私のおすすめはこれ。

ロールチェーンは太さや素材も様々取り揃えております。

このロールチェーンというタイプのものがおすすめです。理由は、チェーンのコマの形が「楕円」でなく「円」であること。
赤ちゃんに引っ張られても切れないネックレスチェーン  でもお話しましたが、円がつながる形のチェーンは、引っ張った時に、負荷がかかるところが1箇所になるわけです。でも、円の形だと、その負荷がかかるところが回転して変わっていきますよね。1箇所に負荷がかかることでチェーンが途中から切れてしまうので、それを回避できる、ベビーに引っ張られても安心なチェーンです。

 

チェーンが切れた場合の3つの修理法

この場合は、引き輪のところの丸カンが切れて1つなくなっているか、いま引き輪についている丸カンが開いてしまったのだと思われます。チェーンが途中で切れてしまった場合は3の修理方法になります。

1.自分で直す場合

ご自身で簡単に直す方法としては、引き輪側についている丸カンの口をヤットコを使って開けて、チェーン側の丸カンを拾い、もう一度口を閉じること。ただ、一度開いた丸カンはまた開きやすく、そして自分でやるとかなり傷がつきやすいです。でも試してみる価値はあります。

2.丸カン交換

丸カンはどうしても開け閉めすると金属疲労を起こし、また開きやすくなります。なので、丸カンのみを新しいものと交換するのです。マルカンのみの販売も可能なのでお問い合わせ下さいね!

マルカン代
素材にもよりますが1,000円程度〜

 

引きわを開いて閉じる加工代 (傷がつかない方法です)
2,000円程度(溶接は含みません)

 

3.レーザー溶接

万が一、が起こった場合にチェーンの方が切れて守ってくれる、細いチェーンやボールチェーンの場合は上で書いた方法でチェーンをくっつけた後、マルカンの口をレーザー溶接という方法で部分的に溶接し丸カンを固定する方法も可能です。溶接なのでチェーンが途中で切れた場合と同じ工賃がかかります。

チェーン切れ修理工賃
4500円(税別)

お気に入りだったチェーンや途中で切れてしまってつかえなくなったチェーンも、修理が可能!ぜひ、引き出しにしまいこんでいたネックレスも修理して使ってあげてくださいね!

 

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