一億総デザイナー時代に私がジュエリーデザイナーとしてできること

これからの時代は、一億総デザイナーの時代。
いわゆる「セカンドクリエイター」という方々
が増えてきます。

技術を教える学校や講座が増え、
それを伝授したりディプロマを発行できる講座
が増えてきました。

今でも東急ハンズ等にいけば銀粘土は売ってい
るし、ワックスモデリングの本や工具も
一般の方が買うことができます。

ジュエリーデザインしかり。オンライン、対面、
通学。いろんなタイプの学校が増えてきました。

そんな時代であることを肌で感じて
私はここ最近迷っていたのです。

近年増えている「ジュエリーデザイン学校ビジネス」

実は、「初心者向け」の学校をやった方が
いいのかな?と考えていたのです。

ジュエリーのオーダーは波がある時があるので
教えることと並行したら安定するかな?なんて
思いも有りました(笑)

総クリエイター時代

私はジュエリーデザインをしてみたいという方
が全員ジュエリーデザインの学校を出なくては
いけないということはないと思っています。

接客する時、「私はお客様の 手」だと
よくお話ししています。

お客様自身のふわっとしたイメージを
具体的に目の前で描きながら形にしていく
接客スタイルなので、頭の中を整理できると
喜ばれています。

そういう人の技術を(時間を)買うのです。

 

そして、ご自身は「こんなものを作りたい」
というアイデアを見つけることに専念する。
そんな考え方もあります。

ああ、そっか。
アイデア塾やったらいいのか。
発想の仕方とか、アイデアの見つけ方とかね。
これちょっと考えてみよう。

私がジュエリーデザイン学校を作るとしたら

でも、学校を作る可能性はまだあります。
だって教えるの得意ですから(^^)

実は、私自身がジュエリーデザイナーとして
山梨に単身引っ越しして3年、誰よりも時間を
かけて勉強しいろんな努力をして、就職後に
「まるで役に立たなかった」ことがありました。
プロフィールストーリー5/チェーンメーカー

それからいろんな努力をして
いまでは「どんな絵でも描けます」と言えます。
*注:ジュエリーに限ります(笑)

学校を出て、企業に勤めたり
独立してお仕事を始めた時に、私と同じ所で
つまづく人がいるだろうな。
その人たちの為の学校を作りたいな。
ずっとそう思っていたのです。

でも、今回ジュエリー学校や講座をリサーチ
するうちに「私がやらなくてもいいことはやり
たい人に任せたらいい」と思うように
なりました。

わたしはデザインも加工もできますが、
基本加工を外注しています。それは「私よりも
それを好きで得意な人がいるから」です。

上で書いたようにその技術を持っている人に
(提携はしてないけれど(笑)まかせる
ということです。

私が興味があるのは基礎はどこかで終えたが
でも困っているという方に対しての学校。
「本気で」ジュエリーデザインを極めたい
という方むけのものです。

でもこれは個人によっていろいろ悩みが
違いそうだなあ。。。。
マンツーマンでやる方法になるのかしら。
こちらはまだ検討中です。

このブログを書きながら思いついた
アイデア発想塾に関しては・・・(笑)
もうちょっと詰めてみますね。

いま考えている、おそらく次に開催できるのはこちら。

エンドユーザーの方向けの学校

私は、「ジュエリーデザイナー」を育成する
ことよりも「ジュエリーの楽しみ」を知って
頂ける機会を増やしたい。

デザイナーになりたい、というよりも
「自分だけのオリジナルジュエリーを作りたい」
という人に寄り添いたいと思いました。

なので、今後講座も展開して行きますが基本は
「ご自身の為のものを作りたい方=エンドユー
ザー向け」にするつもりです。
まあ、これもお客様の希望等により変化するか
もしれませんけどね(^^)
今日の時点ではそう思っています。

デザイナーって、自分の思うものを形にする
だけではなく「人の」欲しいものを形にする
能力が必要です。

私は「人の」欲しいものを
形にすることが楽しい。
その方のアイデアを伸ばし、磨き上げることを
お客様と共有するような方法を考えて参ります。

私がお客様に提供できる一番の価値

タンスにしまわれたままになっている
ジュエリーを、今のあなたに一番似合う形に
リデザインを提案すること。

世界で1つの、自分たちだけのジュエリーを
作るお手伝いをすること。

この2つは、私以外の方でも謳っている方がい
ますが、

それを「私だけの」やり方、「お客様の
想像を超えた先のデザインで提案すること」が
私に依頼する価値です。

まさに心が沸き立つような。
自分だけの、世界に一つの宝物を手にした時の心の高まりを
体験できるジュエリー。

 

エンドユーザーの方とそのやり方を
共有するような講座、アイデア塾に関しては
まとまりましたらまたご報告させていただきますね

 

[かさこ塾フェスタ]