ジュエリーリフォームQ&A「K14とK18混ぜて使えるの?」

ジュエリーリフォームQ&A、今日は
リフォームを依頼するときにK14とK18を
混ぜて使えるの?というご質問です。

 

そもそもK18って??

K18=18金。
金は24金が純金ですので、
18/24金が含有されているとK18になります。
それと同様にK10は
10/24金が含有されている、というもの。
金が含まれている比率が少ないので
K18に比べると金の色が薄めになり、銅の色
(ピンク味)が強い発色になります。

デザインとして2種類

1つのデザインで、デザイン的に
ピンクゴールドとイエローゴールドを
使用する場合はありますが、
K10とK18を1つのデザインで使用する
事は基本的にありません。
金性打刻といってその金属が何か、と
いうことを証明する刻印(K18、等)を
する必要があるのですが、それを2種類打刻
する必要が出てきてしまい、2つを一緒に
使うメリットがあまりないという事が
理由です。
手間ばかりかかる割には
このデザインは結局K18なの?K10なの?
となってしまい、メリットがないからです。
なので、基本的にはどちらかに合わせる
必要があります。

地金買取店に出した金属がその後どうなるのか

よく街中で「地金買い取ります!」という
上りを立てている買取店見かけますよね。
あそこへ持ち込まれた金属は、K18もK10も
まざっているはずですよね。
その後どうなるかというと、
分析にかけて金の成分だけを抽出するのです。
イメージ的に言うと遠心分離機みたいな
装置です。
そこで分析し、K18から金の成分だけを
集めて、まずK24にするのです。
そしてそこからまた、K18やK10に
比率を合わせて地金を配合していく、という
流れになります。
その金に、なんの金属が配合されているのか
わからないため、まずは分析する必要がある。
ですので、例えばK18だけ集めて溶かせば
K18になる、というわけではないのですね。

アンリガトウではこうしています

持ち込み地金として扱えるもの

K24・K18の品位打刻のある金属バー

リング等の装身具の形状になっていないものであれば
お持ち込み地金として利用できます

お手持ちのジュエリーの一部をデザインとして再利用する場合

例えばリングの石座だけを腕から切り離し、
ネックレスにする、という場合。
バチカンやマルカンといったパーツを追加で
作成できるものは、ご活用頂けます。

 
例えば、こんな風にアームだけ
再利用して石座のみ作成し
はめ込む、といったことも対応可能です。
 

基本的には、石を外して枠はお戻ししています。

アンリガトウでは、石を外した枠をお戻しし
ご自身で地金買取店へお持ち込み頂き現金化
していただいたものを、お支払いで活用
いただけるよう出来上がりよりも先に枠を
返却しております。
(基本的には途中段階チェックの際に
お戻ししております)
その理由は、お持ち込み頂いたジュエリーが
K18にするための他の配合金属が何を使用し
ているのか不明なため、工程上、良い鋳造が
出来るか保障出来ないからです。
18/24は金、でも残りの6が何を使っている
のかはメーカーにより異なります。
アンリガトウの金の成分配合と、他社の
金属配合率ももちろん変わるのです。
思い入れのあるリングの金属を
どうしても使いたい!というご希望がござい
ましたら、上記のようにデザインの一部として
使用する等、デザインや職人と相談して
対応できる場合も中にはございます。
お気軽にご相談くださいませ。
ご相談は無料です。
今度11/23(木祝)に大田区大森で出展する
メルカドおおたでもご相談いただけます。
お近くの方はぜひお手持ちのジュエリーを
お持ちになりご相談にいらしてくださいね!
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